【JCAお悩み相談室】高校バスケ 留学生の"日本語コンプレックス"

◎今週のお悩み

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高校の女子バスケットボール部でアシスタントコーチをしています。常にIH出場を目指しているレベルです。2年生と1年生にセネガルからの留学生がいるのですが、日本語の習得に大きな差があります。片言の日本語を話せるだけの2年生に対して、1年生の方が日本語を流暢に話し、カタカナと簡単な漢字も書くことができます。

プレーのレベルは2年生の子の方が高いのですが、日本語の習得で後輩に劣っているため、強いコンプレックスを感じているようです。選手は全員寮生活なので、毎日顔を合わせる環境です。本人は将来日本の大学へ進学したいという希望もあり、日本語の勉強を自分なりに頑張っているようです。どんなアドバイスをしてあげるべきでしょうか?

高校女子バスケ部コーチ 28歳(女性)

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◎大倉智いわきFC総監督の回答

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日本滞在が短い1年生の方が2年生より日本語レベルが上であることは凄いですね。私も海外居住経験(アメリカ、スペイン)がありますが、同じ時期にスタートしても言葉の習得に差はでます。言葉の習得って、耳の良さをはじめとした能力(センス)が問われるものです。今話題の二人(白鵬と日馬富士)の日本語にも差がありますよね。大切なのは、本人がその環境に溶け込もうとしていて、周りと仲良く楽しくやろうとしているかだと思います。通訳がいない環境だと想像しますが、あまり他者と比較しないで見守ってあげてはいかがでしょうか?ちなみに、Jリーグの外国人選手は必ず通訳がつくため、全く日本語を覚えません。

大倉智(おおくら・さとし)のプロフィール

早大卒。日立製作所に入社後、社員選手から柏レイソルのプロ選手に転向。ジュビロ磐田、米国のクラブなどへの移籍を経て、1998年に現役を引退。​2000年にヨハン・クライフ国際大学(バルセロナ)へ入学し、スポーツマーケティングを学ぶ。​2002セレッソ大阪のチーム統括ディレクターに就任​し、2004年には湘南ベルマーレの強化部長として、チームをJ1昇格に導く​。その後、湘南ベルマーレのGM、取締役社長を経て、2017年に株式会社いわきスポーツクラブの代表取締役 兼 総監督に就任。

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